先日、大型バス1台を貸切り、大分県九重町にある国内最大の地熱発電所、九州電力「八丁原発電所」の見学に行って参りました。
道中の休憩で立ち寄った大分自動車道にある山田サービスエリア(上り線)は、低炭素・循環型社会の実現を目指してつくられた『未来のサービスエリア』でもあります。
サービスエリア内に広がる太陽光発電パネル。
太陽の恵みだけで、一般家庭(4人家族)約300軒分の電力を作り、サービスエリアでの電気使用量相当を発電しているそうです。
「CO₂排出ゼロ」を目指すこのエリアに、同じコンセプトを持った弊社スタッフも自ずと関心の目を向けていました。
そして目的地、「八丁原発電所」に到着。
標高1,100メートルの地は、なんと雪!!!
寒さに震えながらも、現地スタッフ案内のもと、発電所・展示館を見学しながら、地熱発電について学びました。
地熱発電とは、マグマの熱によって蒸気化した地下水の高圧な水蒸気を利用して羽根車タービンを回し、その力で発電機を動かす発電方法です。
地熱発電は、季節、天候、昼夜を問わず安定した発電を得ることが出来ます。
また、化石燃料は全く使わず地熱という自然の力を利用するため、国内の資源を有効かつ半永久的に利用できるクリーンな再生可能エネルギーとして注目されています。
しかしその反面、地熱地帯は自然景観に恵まれた場所が多いために、開発には様々な調査や時間、コストを必要とすること、湯垢などによる機器のメンテナンスが必要不可欠であることなど詳しくお伺いすることが出来ました。
見学したこの日は、3.11東日本大震災の日でもあり、新エネルギーの研究開発の急務と、長期安定的な発電を確保していくためのメンテナンス技術の重要性を深く考えさせられました。
イワテックは、原発に頼らないクリーンエネルギーの実現を目指し、再生可能エネルギーの開発・導入と省エネルギーの推進に取り組んで参ります。
■3月11日、東日本大震災から丸五年を迎えました。
この震災で犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表し、弊社も旅先から1分間の黙祷を捧げました。
亡くなられた多くの方のご冥福と、犠牲になられた方々の心が少しでも温かく穏やかでありますように・・・